特集:「戦後日本」と切り結ぶ思想 | |
座談会:戦後日本と戦後思想――唯物論の観点から | 古田光・佐藤和夫・吉田傑俊 |
戦後マルクス主義思想と「近代」 | 後藤道夫 |
「近代的人間類型」と「戦後」日本――大塚久雄の言説について | 三笘利幸 |
「国民の教育権」論における子どもの位置 ―― 教育の市民的公共性の成立条件に関する探究の一つとして | 小林大祐 |
戦後労働運動の思想――企業別労働組合論をめぐって | 木下武男 |
現代の優生学的不平等を克服するために ――優生学の新たな把握に向けて | 竹内章郎 |
〈文明あるいは近代〉と〈個人〉と〈ナショナルな共同性〉 ――日本哲学の思考類型・和辻倫理学を中心に | 森下直貴 |
戦後日本の女性運動の思想を問う | 伊藤セツ |
思想のフロンティア | |
日本社会の大転換を生きる青年 | 小西二郎 |
「私が歴史の主体であること」、「私と私たちが歴史の主体になる」とは、どういうことか | 早川紀代 |
レビュー・エッセイ | |
新自由主義改革の時代におけるアカデミズムの課題 ――雑誌『ポリティーク』を読む | 鈴木宗徳 |
格差問題を考える ――新自由主義とメリトクラシー批判の視点から | 小澤浩明 |
インタビュー | |
ヘーゲル・マルクス・生きている歴史 ――ジャック・ドント氏との対話 | インタビュアー 石川光一(訳) |
研究論文 | |
心の唯物論と宗教的感情 ――人の脳はどのように〈神〉を見るか | 武田一博 |
カウンセリング志向における「世界疎外」を超えるために ――現代にも続く「講」の空間から考える | 岩谷良恵 |
古典力学空間における物理量の位置づけと運動・現象・現実の区別について | 竹之下芳也 |