学 会 刊 行 物

『唯物論研究年誌』第17号「〈いのち〉の危機と対峙する」
(2012年10月刊)

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特集:〈いのち〉の危機と対峙する

〈いのち〉の危機と対峙する――特集にあたって
インタヴュー1 〈いのち〉を守る思想を福島に探る――被ばくと避難のはざまから聞き手・蓑輪明子/大河内泰樹
――1 大切なのはいのち――飯舘村・酪農家だからこそ長谷川健一
――2 福島はどこまで安全か――親として大学人として荒木田岳
インタヴュー2 絶望から紡ぐ希望聞き手・杉田真衣/蓑輪明子
――ダルク女性ハウスに集う女性たち上岡陽江/瓜生美智子/唯
〈いのち〉の承認と連帯の倫理をめぐって藤谷秀
「生命権」の確立と「生存権」の再構築――福島と生活保護をむすんで吉崎祥司
「人間の尊厳」とは何か、それをいかに守るか河野勝彦
資本主義批判としての『ショック・ドクトリン』――ハーヴェイの資本主義論との比較をつうじて佐々木隆治

思想のフロンティア

放射線リスクの生命倫理――放射線被ばくの歴史からみた功利主義批判隅田聡一郎
批判的実在論(Critical Realism)と存在論的社会科学の可能性佐藤春吉

レビュー・エッセイ

災害を通して見る民衆への信頼と希望――レベッカ・ソルニット『災害ユートピア』と社会運動への期待新井田智幸
沖縄の歴史的経験に学ぶということ和田悠

研究論文

民主主義教育の認識論的基礎――ヒラリー・パトナムの「民主主義の認識論的正当化」を手がかりに中村(新井)清二

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