特集:現在の〈差別〉のかたち | |
現在の〈差別〉のかたち――特集にあたって | |
インタヴュー 傷を抱えて他者と生きる | 奥田知志 |
「人間の価値づけ」という差別と暴力――「尊厳」論の問題性も見据えて | 藤谷秀 |
ケアワークと性差別――性別役割分業・人種間分業・グローバリゼーション | 佐藤靜 |
新自由主義政治の新たな段階と排外主義の台頭 | 二宮元 |
「ヘイト本」のメディア論――雑誌的書籍(ムック)が作り出したヘイトの流通・展示・編成 | 清原悠 |
「消される」という差別――原発事故〈自主〉避難者たちの現状 | 吉田千亜 |
思想のフロンティア | |
ポピュリズム、「右」の躍進と「左」の苦境 | 百木漠 |
レヴュー・エッセイ | |
「ポスト3・11自衛隊映画」としての『シン・ゴジラ』――「市民」と「地方」の捨象によるナショナリズム | 須藤遙子 |
相模原障害者殺傷事件から考える――社会福祉から優生思想を引きはがすため | 中嶋英理 |
研究論文 | |
堀景山『不尽言』――〈自然〉の再出現の意義 | 吉川宜時 |
チャイルド・アクティヴィズムと熟議システム――もうひとつの「子ども参加」の理解にむけて | 西山渓 |
物を認識することはいかにして可能か――ヘーゲル『精神現象学』「U知覚」に関する一考察 | 上田尚徳 |