唯物論研究協会(略称、全国唯研)は、1978年7月5日に創立されました。本会は、唯物論研究の発展と交流をはかるとともに、現代の社会・文化を批判的にとらえ考えようとするすべての人々の開かれた交流の場を目指しています。各分野で唯物論に関心をもつ研究者の皆さん、さらに一般に現代社会と文化を批判的に検討しようとするすべてのみなさんのご入会を歓迎しています。
本会は現在、年1回の総会・研究大会の開催、機関誌『唯物論研究年誌』の刊行、会員向けの「全国唯研ニューズレター」の発行、書籍の出版などの活動を行っています。研究大会と機関誌はもとより、「ニューズレター」等でも研究者間の密度の濃い、しかも自由な交流が企画されています。
会員は、研究大会への参加・研究発表をはじめ、機関誌『唯物論研究年誌』と「ニューズレター」に投稿することができ、機関誌とニュースの無料配付を受けます。
年会費は、一般会員10,000円、退職者6,000円、院生・OD・非常勤4,000円となります。なお、当協会の会計年度は10月1日から翌年9月30日までとなります。
入会を希望される方は、リンクの入会申込書に必要事項をご記入のうえ、申込書を事務局(ページ下部に記載)までお送りください。なお、入会には会員1名の推薦が必要ですが、お手近に適当な推薦人がいない方は事務局にご相談下さい。
唯物論研究協会は、2008年度(第31回)総会にて規約を改正し、終身会員制度を創設いたしました(2015年度(第38回)総会で会費減額)。
60歳以上の会員の方は、お申し出により、20万円を会費として一括納入いただきますと、終身会員になることができます。
ご希望の方は、唯物論研究協会事務局までご連絡ください。
第17期唯物論研究協会委員会
全国唯研は、設立以来33年目を迎えました。
社会状況が厳しさをましてゆくなかで、全国唯研には活動をますます旺盛に広げていくことが求められています。しかしながら、それとは裏腹に、財政はたいへん困難な状況を抱えております。そこで、心苦しくはありますが、財政カンパの訴えをさせていただきます。
全国唯研財政は、長い間、収入よりも支出が多いという不安定な構造的問題を抱えてきました。それを何とか解消するために、この十年間は、出版(シリーズ発行等)の企画や支出削減の工夫を積み重ねてきました。しかし、ここへ来て繰越金がぎりぎりの水準になり、かつシリーズに替わる企画のない状況で、収入の見通しを十分に立てることができず、厳しい状況に陥っております。
最近では、院生会費を4000円とし、定年退職者の方の会費も4000円とする措置を講じ、とくに若手会員の入会を意識的に広げてきました。このことが唯研の活性化に大きな力となっていることは疑いありません。しかし同時に、こうした措置により、年間約20万円の会費収入減となり、これも財政困難の一要因となっています。委員会は支出削減について議論し、この間いくつかの改善を行ってきました。第1に、地方選出委員の増加に対応して、宿泊費を委員負担とし、役員交通費/会議宿泊費の総額を抑制しました。第2に、ニュース発行回数を3回に減らし、印刷費等を削減しました。第4に、事務局幹事を減らし、抑制しました。第4に、編集委員会の回数を減らし、編集委員会費を減額しました。これらは、唯研の活動水準の大幅低下にならない範囲で、かなりの支出削減を実現しようとしたものでした。
委員会として今後も、出版企画による収入増と支出削減等に努める所存ですが、それでも限界があります。現時点においては、とくに今年度財政が厳しい状況に陥ることが予想されます。現状をご賢察の上、財政カンパにご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
ご協力いただける方は、1口5000円で、振り込み用紙にて、財政カンパである旨をお書きのうえ、お送り下さい。