2022.07.08
(学習の友社、2021 年、税込 1210 円)
過労死・過労自殺の問題は、これから本格的に労働の世界に参入する高校生たちにとって切実な問題である。こうした問題について、愛知県の私立同朋高校の生徒たちが、石井拓児氏との学習会や関係者への取材を通して学びを深め、ドキュメンタリーを制作した。その学びの過程と、学習会・取材の内容をまとめたのが、本書である。高校生に対して、丁寧に学習を提供する石井氏の講演記録はもちろんのこと、それを受けての生徒たちの学びも記録されており、高校生の主権者教育のモデルとしても意義深い本である。
(桜井書店、2023 年 7 月、税別 4500 円) 昨年の『「ドイツ・イデオロギー」の研究』につづく著者渾身の力作。〈Gemeinde=共同体〉と〈Gemeinwesen=共同社会〉との一筋縄ではゆかない区別をふ […]
(農林統計出版、2021 年、税込各 3850円) 上下2巻からなる本書は、5年間にわたって『現代人間学・人間存在論研究』誌に掲載されてきた著者の考察が、その骨格をなす。長大な論述はとうぜん多岐にわたるが、著者は現代社 […]
(藤原書店、2022 年、各巻税込 3960 円) I「ショーペンハウアー」、II「自己格闘者ニーチェ」、III「マンとハイデガー」という3巻本で、3巻通しで 1121 頁になる大著である。1996年に『〈受難した子供 […]